【堀内秋美】いいの?　お母さんの穴で男になりなさい

息子の辰郎が深刻な顔で悩んでいる。「どうしたのよ」と声をかけると、「どうして僕は父さんに似ちゃったの?　僕はブサイクだから彼女もできないし一生セックスもできないんだ…」と今にも泣きそうなのである。おやおやと思ったが母親として放っておくわけにもいかなかった。「わかったわ、じゃあ、お母さんが初めての女になってあげる。でもね、人間は顔じゃないのよ」最後の言葉がちゃんと耳にはいったかどうか…。辰郎はもう初体験の期待でいっぱいの顔だった。