
塔子は息子が就職して家を出たとき体の一部を持って行かれたような気がした。それほど息子は大事な存在だった。夫が亡くなってから女手ひとつ、手塩にかけて育てた息子なのである。息子は頻繁にではないがメールで近況をしらせてきたが、あるとき、「彼女が出来た」と書いてきた。そのとき塔子は嫉妬を覚えた。塔子は「たまには帰省しなさい」と返事を送り、息子が帰省してくると自宅近くの老舗温泉旅館に誘った。そして露天風呂の中で息子の肉棒を握った。息子は驚いているがやめなかった。塔子は息子の初めての女になるつもりなのだ…。